出産で死亡した娘に託されたが… 生活困窮の遺族が捨てた赤ちゃんを当局が保護
娘の死、そして遺された孫…。育児を任されるもお金がなく困り果てた人物が、赤ちゃんを捨てた。
多くの女性が無事に出産する時代になったとはいえ、お産が原因で命を落とす人もいる。ある女性も出産中に死亡したとみられ、親が赤ちゃんを託され世話をすることに。しかし孫を育て上げるだけの経済力がなく、苦渋の決断を下した。
■捨てられていた赤ちゃん
メキシコ・サカテカス州トラルテナンゴにて、生後1週間ほどとみられる赤ちゃんが捨てられた。
赤ちゃんの性別は男の子。毛布に包まれてピザの空き箱に入れられており、しっかりと生きていた。近隣で暮らす住人らが発見し、慌てて状態を確認。赤ちゃんに添えられていたメモも見つけ、それごと当局の人たちに渡した。
■メモに書かれていた言葉
箱に入れられていたメモには、「どうか孫息子の世話を頼みます」と書かれていたとのこと。
さらには「娘がお産で命を落としましたが、私には孫を育ててやることができません」「(こうすることで)孫がより良い人生を過ごせること、そして神様が私を許してくださることを願っています」とも書き添えられていたという。
赤ちゃんは福祉団体が保護。今後この赤ちゃんをどうするかについて、協議を進めている段階だ。