福井の神社が注意喚起する「学術的に確証なし」おじさんが話題 その正体は…
福井県・白山平泉寺の注意書きの内容がネット上で話題に。その内容について関係者に聞いてみると…。
■神社にその正体を聞いた
今回記者は同神社に対し、看板を設置した背景に関するインタビューを敢行。
看板に書かれている通り、白山神社には歴史的背景を解説してくれる正規のボランティアがいるのだが、看板に書かれた人物は完全に無関係で、神社側が説明するものとは全く別の説を参拝客に語りかけているという。
「いわゆる『諸説ある歴史』と言うんですかね…。当神社の興りなど、ボランティアさん含めて私たちが説明しているのとは異なる歴史を参拝客のかたに一方的に語りかけるようで、非常に困惑しています」と、件の人物の特徴について説明してくれた。
■「迷惑行為」はそれだけでなく…
本人としては「良かれとやっている行為」かもしれないが、神社や参拝客からすれば、重大なマナー違反。さらに、その持論展開を「大声で行なっている」ことも神社側の悩みの種となっており、神聖な境内で大きな声で話をする行為を、宮司は「神様に対して不敬である」と考え、看板の設置に至ったようだ。
知識を深めることは決して悪いことではないが、それに周囲を巻き込むのはまた別の話。神社という厳かな雰囲気の空間であるからこそ、TPOには気をつけたいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)