ムヒ、こども用かぜ薬シロップなど4品を自主回収 その原因は…
フルーツ味で飲みやすく、人気キャラクターが目印の「ムヒのこどもかぜシロップ Sa」など4品が自主回収に
■一部の品質試験が実施されておらず
同社によると、自主回収の対象となる製品は、パッケージに子供たちに人気のキャラクターが描かれている「ムヒのこどもかぜシロップ Sa」「ムヒのこどもかぜシロップ Pa」「ムヒのこどもせきどめシロップ Sa」「ムヒのこども鼻炎シロップ S」の4品。使用期限が2020年10月以降の全ての商品が対象だ。
製造販売元である日新製薬にて、「製品の製造時に使用する原料の受け入れ試験を一部実施していないことが判明」したため、使用期限内すべての製品を自主回収するに至った。
なお、現在までに本件による健康被害は報告されていないという。
■当該商品をお持ちの方は…
自主回収の対象となっている製品の詳細は、同社公式ページに記載されている。対象製品を同社まで外箱とともにへ着払いで送ると、商品代金を現金書留にて返金されるという。
《製品送付先・問い合わせ先》
〒930-0394 富山県中新川郡上市町神田16番地
株式会社池田模範堂 回収受付窓口
フリーダイヤル 0120-643061
電話受付時間:月~金曜日(祝日を除く)9時~17時
■親たちからは困惑する声も
当該製品を取り扱っていたドラッグストアでは、自主回収を知らせる張り紙が掲示され、当該製品は店頭から完全に姿を消していた。
こうした子供用の市販風邪薬について、小学生の子供を持つ女性は「普段はほとんど使わない」としつつも、「年末や深夜など、かかりつけの病院が開いていないときに使っていた」と話し、親たちにとっては心強い存在だった。
当該製品はキャラクターのイラストや、甘くて飲みやすい点も人気で、「同じイチゴ味でも違うらしい。甘みやとろみ具合が子供には飲みやすいのか『やっぱりこれがいい』って…」と、愛用していた製品の自主回収に戸惑う声や、「本当に世話になりまくりだからこれからも買う。対応、とても大変だろうけど頑張ってほしいと思う!」といった声もつぶやかれている。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)