100回スクワットジャンプの体罰受けた女子生徒 歩行不可能で転校も視野に
体に負担がかかる行為を強いられた結果、激痛に苦しんだ少女。それから2ヶ月以上が経過するが、少女は今もまだ歩くことができない。
スクワットジャンプを強いることに、どのような教育効果があったのか。歩くことが極めて困難になったある生徒は完治まで時間がかかるとみられ、保護者は転校を検討しているという。
■体罰を受けた少女
今年7月22日、タイの学校に通う15歳の女子生徒とその友人数名が、学校で担当教師を怒らせた。何をしたかは報じられていないものの、腹を立てた教師は体罰として100回のスクワットジャンプを命じ、生徒らはそれに従うしかなかった。
スクワットジャンプを終えた少女は脚に痛みを感じ、耐え難い状態に。帰宅する頃にはさらに悪化しており、まともには歩けなくなっていたという。
■歩行不可能な状態に
娘から「脚が痛くて歩けない」と聞き心配した両親は、さっそく病院へ連れて行った。診察にあたった医師は、腱炎(けんえん)と診断。体罰とその結果に腹を立てた両親は警察に相談し、学校からは医療保険金が支給されたという。
しかし、それも治療費をカバーする額ではなく、事態は何の進展もないままだった。学校のやり方に憤り呆れた両親は、「娘を転校させるつもりです」と公表している。