ビートたけし、はんこの意義に疑問 「200円くらいで買ってきたヤツでもいい」
『Nキャス』で行政手続きのオンライン化について特集。ビートたけしが日本のはんこ文化について疑問を露わにした。
10日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。IT改革の一環で話題になりがちな印鑑について、たけしの考えを語った。
■世界一の電子政府はデンマーク
番組では、世界電子政府ランキング1位のデンマークでは行政手続きがほぼすべてオンラインで行えるという。個人情報の取り扱いやセキュリティについて紹介した。
日本ではこれから婚姻届と離婚届の押印廃止しオンライン化を進めることを検討しているようだが、完全な電子政府になる日はくるのだろうか。
■「200円くらいで買ってきたやつでもいい」
日本のはんこ文化について問われたたけしは、「印鑑証明ってのがあるかないかってのがうるさい」とバッサリ。
続けて、印鑑を押し忘れてしまったときに「200円くらいで買ってきたやつでもいい。結構大事な書類でもそんなだから、それでいいのって。そこで売ってるやつだよ」と現在のはんこ文化について疑問視。
印鑑よりも筆跡で特徴の出るサインも古来より使われている手法であると提案しつつ、「はんこは名前とセットで捺印して美術のようなものだから。揃ってないと気持ち悪い」と語った。
■「印鑑必要」4割近く
新型コロナウイルスの影響で一気に進んだリモートワーク文化。印鑑はリモートワークを妨げると話題になっているが、実際にどれくらいの人が仕事で印鑑を使用しているのだろうか。
しらべぇ編集部では全国10〜60代の有職者の男女827名を対象に調査を実施したところ、「自分の仕事に印鑑は必要だと思う」と答えた人は、全体で36.0%だった。
行政手続きがオンライン化していけば、役所に無理に行かなくても良くなるため、我々にとっては嬉しいことも多い。しかし、急ピッチで進めた結果として個人情報の流出が続出していまえば元も子もない。
個人の認証など他の国の例に学びつつ、改革を進めてほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国10代~60代有職者の男女827名(有効回答数)