元新型コロナ陽性の妊婦を病院が受け入れ拒否 14時間後の出産で双子が死亡
新型コロナウイルス感染からの回復を経て、出産の日を迎えた女性。しかし、受け入れてくれる病院はなかなか見つからなかった。
■双子の死
陣痛が始まって14時間が経過した頃、ようやく受け入れ先が決定。夫に付き添われた女性は、ようやく診察を受けることができた。
胎児の状態を確認した医師団は、帝王切開で双子を取り出すべく急いで手術を行ったが、双子は助からずに死亡してしまった。14時間もの苦しみに耐えた女性も、体調をひどく崩しているという。
なお、女性はまだ集中治療室におり、我が子たちが亡くなったことを知らないとのことだ。
■当局も衝撃
この件について報告を受けた当局は、すぐに調査を開始した。受け入れを拒否した病院は「女性がクラスターの原因になるかもしれない」と恐れたのかもしれないが、検査結果を見せられた時点で女性を受け入れていれば、赤ちゃんたちは助かった可能性が高い。
パンデミックの発生で、妊婦やその家族が不安を抱えている。このような悲劇が二度と起こらないことを、多くの人が願っている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)