8歳少女を友人の兄ら14人が集団レイプ 「他言したら殺す」と主犯の母親が脅迫
性犯罪の被害に遭った少女のほとんどが、誰にも相談できず悩みをひとりで抱え込む傾向がある。
近所の友人宅に遊びに行った8歳の少女は、友人の兄らによってあまりにも悲惨な集団レイプ被害を受けた。しかもその家の母親は、少女を救うどころか「他言してはならない」と口止めしたという。
■友人宅で男たちが待ち伏せ
幼い女の子に対する集団レイプ事件の話題が、スーダンから伝えられた。被害に遭ったのは8歳のザイナブ・ヤッセルちゃん。敢えて実名を公開し、現在は家族とともに「この国の性犯罪にもっと厳しい罰を」と訴えかけている。
事件は5ヶ月ほど前、ザイナブちゃんの自宅近くの友人宅で起きた。友人の兄に別の部屋に連れて行かれると、そこに13人もの男たちが待ち構えていたという。
■様子がおかしい娘に父は…
事件が発覚したのは、ザイナブちゃんが母親と別居中の父親に「パパと一緒に暮らしたい」と相談し、いつにない不安な表情を見せたことがきっかけだった。
食欲もなく、おどおどとした態度のザイナブちゃんに異変を感じ、父親が強く問い詰めたことで娘は集団レイプ被害を打ち明けた。その時の様子について、父親は「娘は悲しそうに涙をこぼし、話を聞いている私も涙が止まらなかった」と述べている。
■主犯の母親が少女に口止め
事件の主犯である男の家族の言動も、父親を激怒させた。特に母親は、息子らの蛮行を黙認したばかりか「このことを誰かに話したらお前を殺す」などとザイナブちゃんを脅し、口封じを図ろうとしたという。
ザイナブちゃんの父親はその後、すべての事実をSNSに綴った。動画では、激しい怒りを込めて「加害者を極刑に処してほしい」と訴えかけている。
■実名掲げデモを決行
先週、ザイナブちゃんと父親、そして女性・子供の権利向上を目指す活動家らが首都ハルツームでデモを決行。スーダンの法務大臣に向け、「この国のすべての小児性犯罪者を死刑に」とのメッセージを繰り返し投げかけた。
事件に関する法医学的な証拠採取はすべて終了しており、口封じや隠蔽を図ろうとした身内を含む計17人の起訴が決定しているという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)