知的障害を持つ14歳少女が強姦され出産 科学捜査を続行するも高すぎるハードル
性的な被害を受けたものの、障害ゆえに通報できずにいたある少女。家族が異変に気付いたとき、少女は妊娠後期に入っていた。
■本格的な捜査を開始
少女が、強姦被害者であることは間違いない。そう断定した当局は、赤ちゃんの誕生を待って本格的な捜査を開始。DNA鑑定を行い捜査の進展に期待したが、容疑者特定には至らなかった。
警察は少女にも話を聞こうとしたが、重度の知的障害ゆえに被害につき語ることは不可能だったとのこと。また少女の母親ときょうだいにも知的障害があり、犯人逮捕につながる情報を提供することはできなかった。
また父親にだけは障害はないというが、娘がいつどこで誰に強姦されたのかなど、まったく分からないという。手がかりすらないことから、捜査は暗礁に乗り上げた。
■科学捜査を続行へ
少女の出産から、すでに約2ヶ月。警察署は捜査の行き詰まりを認めたが、裁判所は「科学捜査を続行してほしい」と当局に要請した。だが先の見えない捜査が長く続く可能性、また容疑者が見つからないまま終わる可能性も低くはない。
ちなみに少女が今どこで暮らしているのか、またこれから誰がどこで赤ちゃんを育てるのかといった情報は、現時点では公表されていない。このような悲劇が二度と起きないよう、多くの人が願っている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)