男性の財産と命を奪い遺体をバラバラに マッチングアプリの美人局で男女を逮捕

強奪や脅迫がつきものの「美人局(つつもたせ)」ほど怖い罠はない。殺人事件までも起きてしまうとは…。

2020/09/27 09:20

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(RyanKing999/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

バッグを下ろして貴重品を机に置き、衣服を脱いで全裸に。そんな無防備な状態で初めて合った異性とベッドに入る。それがどれほど危険なことか、改めて思い知らされるニュースが海外から伝えられた。


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■出会い系に潜む悪者たち

インドネシアの南ジャカルタ市で9月9日、マッチングアプリ『ティンダー(Tinder)』を悪用した、いわゆる「美人局(つつもたせ)」による強盗殺人事件が起きた。

被害者は男性でリナルディ・ハーレー・ウィスマヌさん(32)。日本の建設会社のジャカルタ支部で人材開発部のマネージャーを務めていた。一方、ジャカルタ首都圏警察は容疑者の男をDAF(26)、女をLAS(27)とそれぞれイニシャルでのみ示している。

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■被害者の行動を徹底追跡

家族から捜索願が出されていたウィスマヌさんについて、警察が失踪したと考えられている9日の行動を突き止めた。彼は『ティンダー』で見つけたLAS容疑者とチャットを通じてデートの約束をとりつけ、カリバタ地区にある彼女の自宅アパートへ出かけていたという。

そこでウィスマヌさんが何らかの事件に巻き込まれことを疑った警察は、デート相手のLAS容疑者について調査。西ジャワ州デポック市で不動産を購入していたことから行方を追い、DAF容疑者とともに身柄を確保した。

両容疑者はその後、ウィスマヌさんを殺害して現金、バイク、貴金属など、日本円で約68万円相当を奪ったことを認めたという。

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■バスルームに隠れていた男