田原総一朗氏、菅総理の変化を『朝まで生テレビ』で告白 「安倍さんより言い切る」
今月、官房長官から総理大臣になった菅義偉氏。それに伴い、以前と比べて「変化」が生じたようで…
先日に菅義偉総理と会談を行ったジャーナリスト・田原総一朗氏が、25日深夜放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)に出演。当時の様子を振り返り、菅総理に生じた「ある変化」を明かした。
■生々しい証言
この日の討論テーマは「激論! ド〜する!? 菅新政権」。与野党の議員や専門家たちが、新政権の是非やコロナ対策について激論を交わした。
菅総理は就任直後から各界の有識者と面会を重ねており、先週の4連休には田原氏とも会談したことが伝えられている。これを受け、オープニングでは渡辺宜嗣アナウンサーから「田原さんは、もう既に新総理とお会いになりました。何か変化はお感じになりましたか?」との質問が飛び出した。
■「言葉」に変化が
「日曜日にね、30分ばかり(会談を)やりまして。だいぶ変わりました」と、菅総理が官房長官時代から変わったことをにじませる田原氏。
続けて、「これまではね、菅さんと会うと『こうではないかと思う』『こうだろう』と言っていたのが、今度は全部言い切った。『こうです』『こうやります』って」と、変化の具体的な点に言及していく。
田原氏はさらに、「官房長官のときはね、やっぱり曖昧。言い切りはなかった。今度は全部言い切りました」と激白。菅内閣が高支持率であることと併せ、「そういう意味では、安倍(晋三前総理)さんよりもバシーンと言い切ります」と、新政権への期待感を表していった。
■20代・30代は失言に寛容?
菅総理といえば、官房長官時代に多用していた「批判はあたらない」「全く問題ない」などのフレーズに批判が集まっていた人物。言葉に変化が生じたとなると、これまで失望していた層も期待を抱くかもしれない。
ちなみに、政治家と言葉に関して、しらべぇ編集部は全国の10~60代の男女1,653名に調査を実施している。調査の結果、全体の67.3%が「失言を繰り返す政治家は辞職するべきだ」と回答。年代別に見ると、20代と30代だけ低い傾向が明らかになっている。
発足から間もないが、徐々に「菅カラー」を打ち出してきている新政権。国会論戦や予算編成など、本格的な仕事ぶりに注目したい。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)
対象:全国10代~60代の男女1,653名 (有効回答数)