尼神インター誠子、初エッセイ本『B』を上梓 「誠子の過程を全部書いた」
自身初のエッセイ本『 B あなたのおかげで今の私があります』を上梓する尼神インターの誠子にインタビューを実施した!
2020/09/26 13:00
お笑いコンビ・尼神インターの誠子が、自身初のエッセイ本『B あなたのおかげで今の私があります』(KADOKAWA)を9月28日に発売する。
同書は彼女のしなやかな強さや笑い、涙をちりばめたエッセイで、少女時代の思い出から、大好きな家族のこと、お笑いのこと、恋愛観や相方・渚に対する思いまで、初公開のストーリーをオール書き下ろしで一冊に凝縮。家族写真や中高生の頃の写真も公開している。
しらべぇ取材班では今回、そんな著書の発売を目前に控えた誠子にインタビューを実施し、執筆に至るまでの経緯や、昨今の「ブスイジり」が受け入れられなくなった状況でのネタ作りについてなど話を聞いた。
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■「B」をテーマにした経緯
―――今回、初のエッセイ本『B あなたのおかげで今の私があります』を上梓されますが、どういった経緯で出版が決まったのでしょうか?
誠子:出版社さんからお話をいただいたのがきっかけですね。「誠子さん、ずっと笑ってるし、ポジティブやと思うんです。誠子さんが書いた文章で、読んだ人がポジティブになれるような本を書きませんか?」って。
―――誠子さんは本当にいつもニコニコされていて、僕もずっと素敵だと思っていました! タイトルが「ブス」を意味する「B」ですが、こちらのテーマは編集者の方から提案があったのでしょうか?
誠子:編集者さんから提案がいくつかあった中で、「ブスイジりとかけっこうされますけど、それでも誠子さんが笑っていられる理由がエッセイになれば、世の中の女性も共感してくれると思うんですけど、どうですかね?」って言ってもらったのが確かに面白そうやなと。
それまでは全く本を書くという考えはなかったんですけど、伝えたいことが明確で、自分もイメージがしやすくて、お話をいただいてから、すぐ書きたいなって思いました。
■執筆は新鮮で貴重な時間だった
―――自分の頭にイメージしたことを文章にしていく作業は難しくなかったですか?
誠子:私は元々本が大好きで、いずれは書きたいと漠然と思ってたんですけど、こんなにすぐお話をいただけると思ってなかったんで、いざ書くってなったときに、最初はやっぱり「ネタは書いたことあるけど、本は書いたことないし、どうしよう」と思いました。
でも、編集者の方におっしゃっていただいた伝えたいことが明確にあったのと、本を書くことに対して、ワクワクしたんです。あと、ブスと向き合うってことを意外としてこなかったんですよね。
お笑いとしてのブスのことは考えてたけど、女性がポジティブになるようなことに対しての考え方でブスについて考えたことがなかったんで、楽しく試行錯誤しながら、ブスと向き合った時間って感じですね(笑)。芸歴11年やってますけど、こんなん初めてです。すごく新鮮で貴重な時間でした。