恋人の元へ向かうフライト中に18歳妊婦が出産 飛行機は緊急着陸
子宮の強い張りと陣痛は自然現象。これは誰にも止められない。
妊娠後期の空の旅はそれなりに危険が伴う。機内の酸素濃度の低下により子宮が一層張りやすくなるほか、気圧の変化でめまい、しびれ、呼吸困難などの不調が起きやすいからだ。
ほとんどの航空会社が妊婦の搭乗に条件を設けている今、機内での出産というハプニングは滅多に起きなくなっているが…。
■機内で産気づく
15日午後、エジプトのカイロから英国のロンドンに向かって飛行中だったエジプト航空の旅客機内で、18歳の妊娠中の女性がいきなり産気づき、赤ちゃんを出産した。
コックピットでは機長が付近の空港への緊急着陸を要請。飛行機はドイツのミュンヘン国際空港に向かうことを許可された。
■父親はロンドンに
赤ちゃんの父親である女性の交際相手はイギリスで暮らしており、渡英は彼の元で出産を迎えるためだった。38歳の母親がこの女性に同行していたことは幸いだったという。
赤ちゃんはそれまで待ってくれなかったことについて、イギリスのメディアは「海抜32,808フィート(9,999メートル)の上空での誕生となった」と報じている。