死亡した10代患者の遺族らが病院に乱入 「死んでない」と暴れ5名を逮捕
病院である青年が死亡を宣告されたが、親族はそれを信じず猛反発。ショックのあまり大暴れした数名が、身柄を確保された。
■5名の身柄を確保
病院にいた他の医師たち、そして警官隊も集中治療室に集まった。荒れ狂う遺族らを落ち着かせ、5名の身柄を確保したと現地メディアは報じている。
大きなケガを負った職員はいないとみられているが、誤診を疑い怒鳴り散らす親族の対応に当たったスタッフは、大きなストレスと危険にさらされた。
■医療関係者の不安
大切な人が亡くなったという事実を受け入れられず、遺族が病院で暴れるケースは稀ではない。
今年の夏には55歳の男性患者が新型コロナウイルスに感染し、インド・カルナータカ州にある病院で死亡。ショックを受けた人々約100人が病院で暴れたうえに救急車に放火するなどし、やはり警察が介入する事態になった。
病院のセキュリティ体制の見直しを望む人は多く、患者のみならず病院職員を守ってほしいという声も上がっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)