死亡した10代患者の遺族らが病院に乱入 「死んでない」と暴れ5名を逮捕
病院である青年が死亡を宣告されたが、親族はそれを信じず猛反発。ショックのあまり大暴れした数名が、身柄を確保された。
残念なことに死亡した患者の遺族に、「お亡くなりになりました」と伝えた医療スタッフ。しかしほどなくして患者の親族らが病院に集まり、「死ぬわけがないだろう」と医師に猛反発。「治療を続けろ」などと要求し暴れたことから、警察も介入する事態となった。
■青年の死
9月5日のこと、高熱を出した10代の青年が、インド・ムンバイにある病院に運ばれた。すでに具合はかなり悪く、呼吸困難を訴えるなどしていたが、医師団は青年を救うためすぐに治療を開始し、人工呼吸器をつけるなど手を尽くしたという。
しかし青年の状態はまるで良くならず、9日午前1時20分には心停止状態に。オジと男きょうだいの計2名が見守るなか、死亡を宣告された。
■荒れ狂った遺族
その知らせに驚いた青年の親族ら約30名が、病院に集結。集中治療室に押し入り「この子はまだ死んでいない」「人工呼吸器を切っているじゃないか、すぐにオンにしろよ!」などと騒ぎ始めた。
このとき女医を含む医療スタッフは遺族らに脅され、襲いかかられたという。困りはてた病院職員が通報し、警官隊が病院に向かった。