妊娠後期の妻の腹を蹴った夫に死刑判決か 赤ちゃんは新生児仮死の後に死亡
身重の妻に激しい暴力を働いた夫。最悪な家庭内暴力致死事件は今後どのように裁かれるのだろう。
間もなく我が子を出産する身重の妻を思いやれず、大変な暴力をふるった夫。お腹の中の赤ちゃんも強いダメージを受け、生後まもなく死亡した。極めて粗暴な夫に死刑が下る可能性が出てきたという。
■身重の妻の腹部を殴る蹴る
米国・アラバマ州のプラットヴィル市で今、この夏に起きた家庭内暴力致死事件に関する裁判の行方に注目が集まっている。
被告人はクリストファー・ハンドリー(32)。この男は妊娠後期の妻に殴る蹴るの激しい暴力を働き、お腹の赤ちゃんに致命的なダメージを与えていた。
■赤ちゃんは誕生も呼吸せず…
ハンドリー被告の妻は今年7月4日、予定日より1ヶ月早く赤ちゃんを出産。男の子でエイドリエルくんと名付けられたが、呼吸がみられないことから生命維持装置につながれ、生後38日目の8月11日にそれが外されたことで死亡した。
詳しい検査により、エイドリエルくんは胎内で致命的なダメージを負っていたことが判明。母体が妊娠中に激しい暴力を浴びていたこともわかり、夫のハンドリーは我が子に対する殺人および妻に対する暴行の容疑で起訴された。