4割が「復帰はおかしい」 芸能界にあふれる薬物問題と社会的制裁
近年、急増した芸能界での薬物問題。役者や歌手、スポーツ選手と幅広く浸透している問題だ。
■アーティスト・役者の逮捕の増加
アーティスト・役者の逮捕を受けて、出演作品の自粛という社会的制裁が大々的に行われた。
昨年3月に電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧が逮捕された際は、ディズニー映画「アナと雪の女王」でオラフ役の吹き替えをしていたが、急遽代役が立てられ、ピエール瀧が吹き替えをしていたDVDは生産中止。
また、電気グルーヴの所属する株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが電気グルーヴの音源・映像の配信停止、在庫回収が行った。
これらの騒動を受け、電気グルーヴのファン達は「音楽に罪はない」として署名活動を実施。合計6万人を超える署名を集め、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズに抗議をしたが、現在においても配信停止のままである。
■復帰は可能か
過去に薬物問題で逮捕されたのち、芸能界に復帰した芸能人は大勢いる。しかし、近年は世間の目も厳しくなったこともあり、復帰は難しいものとする見方が強いようだ。
昨年、覚せい剤取締法違反罪で逮捕された清原和博が「ワールド・トライアウト2019」の監督に就任した際も、「なぜ表舞台に出てくるのか」といった懐疑的な意見が寄せられた。
一方、海外では「アイアンマン」でおなじみのロバート・ダウニー・Jr.や、グラミー賞受賞歌手ブルーノ・マーズ、昨年「ロケットマン」で半生を映画化したエルトン・ジョンなど薬物問題で逮捕されたのち、芸能界復帰を果たし、今もなお前線で活躍している。
日本でも薬物問題で逮捕された芸能人が復帰する日は来るのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)
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