母親の遺体を道に捨てたお騒がせ息子 新型コロナ死への疑いと差別を恐れて…
死亡した母親の遺体を、通りに捨ててしまったある男。警察に明かした事情が話題になっている。
体調不良を訴えた母親が、どんどん弱り数日で死亡。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になっていることもあり、息子は「コロナ死を疑われたら大変なことになる」と考えた。
その後の行動は近隣住民を震え上がらせ、通報を受けた警察はすぐに捜査を開始。謎解きにかかった時間は、わずか数時間だったという。
■母親の急死
インドのハイデラバードで警備員として働いている男には、70歳の母がいた。
しかし最近になって高熱を出して寝込んでしまい、わずか数日後には死亡。その瞬間に、男は「同じアパートで暮らす人たちに、母の死を知られるわけにはいかない」と考えた。
■遺体を前にし困った息子
新型コロナウイルスへの感染を恐れ、不安を抱きながら暮らしているアパートの住人たち。
そんな人たちに「高熱を出した母親が急死した」と伝えれば、感染死を疑われるにちがいない。そうなればアパートからの退去を命じられ、住む場所を失ってしまうのではないか。
そこまで考えて困り果てた男は、お金もなく葬儀費用を捻出することもできなかったため、正しい判断ができなくなってしまった。