少年2名を拷問し生き埋めに 札付きの不良のまま成人した男らを逮捕
数々の犯罪に手を染め、暴力事件を起こしてきた若者2人。無罪を主張する彼らに、裁判官は甘い顔を見せなかった。
多感な少年期にグレて悪事に手を染め、世間から「札付きのワル」と呼ばれるようになる子がいる。成長とともに改心するケースは多いが、そのまま成人し、違法行為や犯罪を繰り返すことに慣れてしまうケースもあるという。
■壮絶なリンチ
ストックホルムの郊外にあるスウェーデンのソルナという町で、8月22日の深夜、少年2人が激しい暴行の末に裸にされ、墓地に掘られた穴に体を埋められるという事件が起きた。
被害者の年齢については15歳未満と伝えるメディアも多いが、2人とも性的暴行および脚を刃物で刺されるなど、拷問のようなリンチを受けたことがわかっている。
■通行人が救出して通報
その翌朝、墓地を通りがかった人が異変に気付き、少年たちを救出して警察に通報。目撃情報があった18歳と21歳の地元の男2名が、職務質問を受けたうえで逮捕された。
警察の発表によれば両者ともドラッグの密売人で、逮捕時にひとりは被害者からはぎ取った衣服を着ていた。また、被害者との面識が全くなかったこともわかっている。