台風10号、最大ピーク後にも注意すべきなのは… 気象庁の呼びかけが納得だった
現在日本に接近中の台風10号をめぐり、気象庁が強く警戒を呼びかけている。現在予想されているその規模はというと…。
現在日本に接近中の台風10号(ハイシェン)をめぐり、気象庁公式ツイッターが情報を公開。そのあまりの規模の大きさに、多くのユーザーが驚きの声を上げている。
■5日から6日にかけては…
台風への注意喚起が呼びかけられる中で始まった今年9月。気象庁が3日の18時45分時点で行なった発表によると、5日から6日にかけて広範囲に影響がおよぶとのことで、5日18時から6日18時の24時間だけ見ても、各地で100から200ミリメートルの降雨が予想されている。
台風が接近する九州南部および沖縄・奄美地方は降雨量がより多くなり、200から300ミリメートルと予想。さらに公式ツイッターの図解では、「この後もさらに大雨は続く見通しであることに留意」と、ピークを過ぎた後も注意を怠らないようダメ押しの一文が。
【台風に最大級の警戒を】 #台風第10号 が接近する、沖縄地方、九州南部・奄美地方、九州北部地方では記録的な大雨・暴風・高波・高潮となるおそれがあります。最大級の警戒が必要です。また、台風から離れた場所でも太平洋側を中心に大雨に警戒してください。
台風情報→ https://t.co/4MtVJgJMqR pic.twitter.com/QwQrL7h9PM— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) September 3, 2020
■怖いのは雨だけでなく…
ちなみに台風10号の最大風速は60m/s(115kt)と予想されており、これは家屋で倒壊するものが発生する他、鉄骨建造物で変化するものがあるほどの勢いだという。
1段階下の風速50m/sですら走行中のトラックが横転するほどの強さなので、今回の台風がどれだけ恐ろしいものかが分かることだろう。
■対策は「早め」にすること
今回のツイートで気象庁は「暴風が吹き始めてからでは屋外での行動は命に危険がおよぶ」と注意を喚起し、ハザードマップの確認などの対策を呼びかけている。
また土砂災害、浸水害、洪水災害により、命の危険がおよぶ恐れがある場所についてはイラストを添えて解説。ツイッターでは同ツイートをめぐり、ユーザー同士が対策に関する情報を交換し合う姿も見られた。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)