10歳娘の「触られた」は嘘だった 両親は事実確認せず無実の48歳男性を惨殺

罪のない人に濡れ衣を着せる嘘や冗談。我が子がそんな言葉を口にしたら、親はしっかりと真偽を見極めるべきだろう。

2020/08/30 18:20

■虚偽申告の責任は問えず

自身にも6歳の娘がおり、子供好きで親切な人柄で誰からも慕われていたドミトリーさん。惨殺事件が起きて事の重大さに気づいたのか、突然3歳の娘が「車の中でそんな事は起きていない」と告白し、これにより状況は一転した。

警察に問い詰められ、10歳の娘も嘘をついていたことを認めたが、その年齢では虚偽申告について責任を問うことは難しいという。


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■事実確認を怠った罪は重い

娘の告げ口について事実を確かめることもせず、ただ激高した両親。実行犯ではないものの依頼者として共に殺人罪で起訴されており、有罪判決なら父親のセルゲイ被告には終身刑が、母親のヴァレリア被告には最大で20年の禁錮刑が言い渡されるのではないかという。

また自警団を名乗る男3名のうち、警察はミハイル・イワノフ容疑者(27)のみ身柄を確保。2名はいまだ逃走中とのことだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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