ミミズ腫れ体質から発症した「皮膚描記症」 18歳少女がわざと肌を引っ掻き…
引っ掻いた部分がヒリヒリしてミミズ腫れになると、心配にはならないのだろうか…。
ちょっと痒いと感じて軽く引っ掻いただけでも、皮膚は赤くなり、ミミズ腫れになる。こうした過敏な肌を持つ人は少なくないそうだ。そんな体質に長いこと苦しめられていた10代の少女は、ある時から薬の常用を断念。むしろその肌に意外な楽しみを見出したという。
■突然痒くなる皮膚
デンマークのエマ・アルデンリッドさん(18)は、長いこと自分の皮膚のある症状に悩んでいた。蚊に刺されたわけでもないのに肌が痒くなり、爪で引っ掻いた部分が赤い線となって約30分間ミミズ腫れの状態が続く。
友人のなかにそのような症状を訴える者はなく、場所によってはリストカットかと疑われたことも。エマさんは3年前ついに皮膚科を受診した。
■「むしろ楽しもうと思った」
医師からは、ミミズ腫れはアレルギー反応のようなもので、痒い時に身体の中でヒスタミンが過剰に放出され、それが皮膚の毛細血管を拡張させるなどと説明された。
抗ヒスタミン薬が処方されたが副作用も心配になり、エマさんはある時から治療を断念。同時に「もっと明るい気持ちで自分の肌と向き合おう」と考えることにした。
思いついた文字や絵のデザインに従い、腕のやわらかい皮膚を鉛筆の先で引っ掻いてミミズ腫れになるのを待つエマさん。30分間限定というその楽しいボディーアートは、友人の間でも「かわいい」「楽しい」と評判だ。