世界最大サイズの腫瘍で体重が100キロを超えた女性 除去手術の成功が話題に

卵巣腫瘍が巨大化し、普通に暮らすことも困難になったというある女性。診察した医師団は、腫瘍の大きさに衝撃を受けたという。

■悪性かどうかも確認

検査の結果、幸運なことに腫瘍は良性であると判明。

そこで手術の計画を急いだ医師団はロボット支援手術を検討したが、腫瘍が大きすぎるため、器具を挿入することは極めて困難であるとの結論に至った。

そのため医師団は通常の外科手術で腫瘍を取り除くことを決め、8月18日に手術を開始。約3時間半かけて慎重に腫瘍を除去し、無事に手術を終えた。ちなみに女性の体重を術後に測ったところ、わずか56キロほどになっていたという。


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■医師団のコメント

女性の担当医は、「この道に進み30年以上が経ちますが、患者さんとほぼ同じ重さにまで巨大化した腫瘍は初めて見ました」とコメント。

また術後は予想以上に回復が早かったといい、女性が他の病気を抱えていなかったこと、また腫瘍が良性であったことが良い結果につながったという見解を述べた。

ちなみに同女性の腫瘍については世界最大級のサイズだったとみられているが、腫瘍が巨大化するケースは過去にも何度か報じられた。2017年にはインドのタミル・ナードゥ州で卵巣の腫瘍を取り除く手術が行われたが、そちらについては約34キロだったと伝えられている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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