ヒロミ、新型コロナにどう対峙するか熱弁 「正しく怖がることが大事」
『バイキング』にタレントのヒロミが出演。新型コロナウイルスとの付き合い方について、持論を述べた。
25日、放送された『バイキング』(フジテレビ系)で新型コロナウイルスの最新状況について特集が組まれ、コメンテーターのヒロミは「今の日本は怖がり過ぎている」と持論を述べた。
■ピークアウトも重症者数は増加
24日の東京都におけるコロナの新規感染者は95人と、47日ぶりに2桁台に。収束傾向を見せている一方で、全国の重症者は増加の一途をたどっており、7月1日に40人だった重症者は、24日現在で259人と膨れ上がっている。
コメンテーターの金子俊之医師は、「新規感染者数はピークアウトをしてきた印象。1人の人が何人にうつすかという『実効再生産数』も1をきってきた。今後は感染者数が少なくなっていくと見ている」と説明しつつも、「感染してから重症化するには1週間から3週間程度のタイムラグがある」として、楽観視することは危険だと警鐘を鳴らした。
■男性の感染リスクは2.8倍
番組では、先日開かれた新型コロナウイルス感染症対策分科会での脇田隆字国立感染症研究所長の発言に注目。
「感染が再拡大する可能性は十分に考えられる」という見解を示したことに加え、重症化、死亡のリスクについては「男性は女性の2.8倍、糖尿病患者は2.5倍、脂質異常症の疾病がある方は2.1倍」という具体的な数値も紹介されていた。
金子医師はその傾向について追加で解説し、「明らかな傾向が男性、糖尿病、いわゆる高脂血症の方は重症化のリスクが高いということ。重症化を避けるため、今後もこういう情報は参考にしていくべき」とコメントした。
■「経済と命、どっちをとるのか」
その後、東京・世田谷区で2万人規模のPCR検査を実施するということや、イベント開催時の「観客上限5000人」ルールが延長されたことなどについて議論。
ヒロミは「経済と命、どっちをとるのかという議論を今後もずっとやっていくような気がする。そこをうまいことやっていかないと…」と一貫性のない政府の方針に辟易した様子を見せていた。
その上で「正しく怖がることが大事。今の日本は怖がり過ぎている感じがしなくもない」とある程度の妥協も必要と説いた。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)