父親と息子の喧嘩が過熱し両者が死亡 聴覚障害を持つ母が就寝中に…
アパートに踏み込んだ救急隊員に起こされた女性が、家族の身に何が起きたのかを聞かされ、大変な衝撃を受けた。
■救急隊員の到着
窓が開き、電気もついたままになっていた16階の部屋。そこに救急隊員らが踏み込むと、胸と腹を切られ、意識不明の父親が居間で倒れていたという。
アパート内を確認した隊員らは、騒動に気づかず眠っている母親を発見。隊員らに起こされ大惨事が起きたことを知った母親は体調を崩し、病院に搬送された。
現場の状況から、まずは息子が父親を刃物で刺したことは間違いないようだ。その直後に息子はアパートの窓から身を乗り出し、飛び降り自殺した可能性が高いとみられている。
■父親も死亡
息子に刺された父親も病院に搬送されたが、到着後ほどなくして死亡。これを受け、警察は「無理心中の可能性が高い」とみて捜査を開始した。
「母親にふたりが争う声が聞こえていたら、最悪な事態は免れたのかも」という声もあるが、母親が介入することで3人とも死んでいた可能性も否定できない。
なお、親殺しに続き自殺した息子には、精神疾患があったわけでもなかったという。これまでどのような親子関係だったのかについては、今後の捜査で明らかになりそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)