入浴中のスマホでまた感電死 充電器を持ち込み手元を狂わせた15歳少女
日常の時間の多くをスマートフォンの使用に費やす若者たち。挙句の果てに、それで命を落としてしまうとは…。
少年少女に広がる重度のスマホ依存。バスルームにもそれを持ち込む若者が多いと考えられているが、充電器の扱いや危険な使用方法をきちんと認識しているだろうか。
■バスタブのなかで意識なく…
ロシアのモスクワでこのほど、自宅のバスルームで入浴中だった15歳の少女が心肺停止状態で発見され、救急搬送されるも病院で死亡が確認された。
地元紙の『モスコフスキー・コムソモーレツ』は少女の名を“アンナ・K”さんと示し、彼女がバスルームにスマートフォンを持ち込み、充電しながら使用していたと伝えている。
■階下の住民から苦情
少女が意識を失ったことでバスタブからはやがてお湯が溢れ、漏れた水は床からアパートの階下へ。真下の住民が「天井から水が漏れてくる」と苦情を入れたことで、少女の家族はバスルームで異変が起きていることを知った。
養父が施錠されていたバスルームの扉をこじ開けたところ、意識なく倒れている少女を発見。お湯に落ちていたスマホには充電器がセットされており、救急救命士も警察も感電死を疑っている。
■現代はドライヤーよりスマホ
バスルームでの感電といえば、以前は濡れた手でドライヤーを握った、あるいはお湯を張ったバスタブにドライヤーを落とし、それを拾おうとすることでの事故が多かったが、今は圧倒的に充電器をセットしたスマホによる事例が多い。
海外のバスルームには電源のコンセントが必ずあり、家庭用の電圧は240Vまで様々だが、日本の100Vとは比較にならないほど高い。自身の手や体が濡れていることも多いため、バスルームでの感電事故は深刻だ。
■浴室のスマホ使用はやめよう
「ベッドでもトイレでもスマホを手放せなくなっている」と言う人が多い現代。なかには、友達とのチャットが続いているなどという理由で、浴室にスマホを持ち込んでしまう人もいるようだ。
そこでバッテリーの減りに気づき、まさかの充電…というのは絶対に危険。感電事故に見舞われる可能性があることを、しっかりと認識してほしい。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)