死が迫る娘を見かねた父親が無理心中か 残された母親にも同情の声
助かる見込みのない病気を抱え、弱る一方だった女の子。その父親が、娘と一緒に死ぬことを決意した。
大事に育て世話をしてきた我が子が、治る見込みのない重病で死を迎えようとしている。その姿を見守るしかできずにいた父親が娘と無理心中し、母親は愛するふたりを同時に亡くしてしまった。
■死期が迫っていた娘
米国・フロリダ州デイビーで暮らしていた11歳の女の子は、重病を抱えていた。
症状は極めて深刻で、医師たちからはすでに末期の状態であると伝えられていたという。女の子は病院ではなく自宅で残された日々を過ごしていたが、死が迫る娘の姿を見守るしかできない両親の苦悩は、とてつもなく大きかったようだ。
■父による凶行
母親がいつものように台所で朝食の準備をしていた時に、すさまじい音が家の中で鳴り響いた。慌てた母親が女の子の様子を確認しに行くと、女の子は父親に銃で撃たれて死亡。父親は自身にも発砲して重傷を負っており、すぐに病院に搬送されたものの帰らぬ人となった。
亡くなった父親は、まだ40代。遺された女の子の母親は大変なショックを受けており、「事件発生直後に通りに飛び出し、恐ろしいほど大きな声で泣き叫んでいた」と隣人が証言している。