トレーナーが女性会員に猥褻行為 「必要なサポート」との弁明も証拠動画でやっと解雇に
若者から高齢者まで女性会員がとても多いジム。そしてトレーナーは圧倒的に男性が多い。だからこそ、あらゆる意味で清潔であってほしいものだ。
若い男のトレーナーが、自分の臀部に度々触ってくる。そして時にはギュッとつかむことも…。だが、しっかり筋肉が張っているかを確認している、グラつかないようサポートしているなどと言われてしまうと、それ以上の反論はできなかったそうだ。
■マンツーマンが災いか
シンガポールの繁華街プリンセプストリートにあり、パーソナル・トレーナーによる指導を主としている会員制ジムの「アペイロ・パフォーマンス」。
マンツーマンによる丁寧な指導を売りにしていたその高級ジムから、このたびとんだ醜聞が飛び出した。同ジムを長いこと信頼していた多くの女性会員が、不快あるいは不安を感じている模様だ。
■絶妙のタイミングでヒップに…
ボディラインも完ぺきな若い女性会員に、しっかり寄り添って指導を行う若い男のトレーナー。彼は度々その女性のヒップをわしづかみにしていた。
だが、トレーナーは難度の高いエクササイズに挑戦する彼女の動きに合わせ、絶妙なタイミングで手を添えており、女性がそれを「意図的でわいせつな接触に違いない」と感じるには少しばかり時間を要したという。
■「筋肉の張りを確認している」
そのトレーナーによるマンツーマンのセッションは計7回。女性は途中から「お尻を触らないでください」と口にし、トレーナーに不快感を伝えるようにした。
だが、彼はその都度「筋肉がしっかりと張っているかチェックしている」「下半身がしっかり固定されているか、ブレないようサポートしている」などと釈明。自分の勘違いや考えすぎを責められたようで女性はひどく恥ずかしくなったが、料金を前納したため退会するのも悔しすぎた。
■背後からの撮影に成功
そんな疑心暗鬼の状況を打開してくれたのは、フリーランス・トレーナーとして同ジムに籍を置くシェリル・ローさんという女性のパーソナル・トレーナーだった。
相談を受けたシェリルさんは、2人の様子を背後からこっそりと撮影。インスタグラムに証拠となる動画を投稿した。これによりそのトレーナーはついに解雇され、ジムも今月2日より平穏無事な日々を取り戻している。
「女性が嫌がる部分に触れる、このことに正当化できる理由などひとつもありません」とシェリルさん。気になることがあったら、臆せず女性スタッフに相談することが大事だという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)