強度と匂いが不評のユニクロ紙袋、じつは知られざる進化を遂げていた
ユニクロおよびGUでも紙袋が有料化となるが、多くのユーザーはその品質に難色を示している。しかし、紙袋の品質には知られざる変化があったようで…。
4日、ユニクロおよびGUを展開するファーストリテイリングは、9月より全店舗で紙袋の有料化を決定。
ユーザーの多くは同紙袋の品質に不安を抱えており、今回の発表を受けて難色を示す声も多数上がっていたが、じつは紙袋に変化が生じていることをご存知だろうか。
■紙袋への不安
ユニクロ、GUでは商品を包む袋を順次、プラスチック製から紙製に切り替えてきたが、ユーザーからは紙袋の品質を疑問視する声が多数上がっていた。ツイッター上では袋の強度や独特すぎる匂いに対する投稿が多く、今回の有料化を受けて「あの紙袋を有料化するのは勘弁して…」「有料にするなら紙袋の品質を上げるべき」といった声も確認できた。
しかし中には、「最近ユニクロの紙袋が臭くなくなった!」「あれ? ユニクロの紙袋ってこんなに無臭だったっけ?」というツイートも。今回、記者がファーストリテイリング広報に紙袋に関する取材を行なうと、知られざる事実が判明した。
■じつは去年の秋から…
同社では昨年9月ごろから袋の素材を紙製に移行し始めるが、強度や匂いに関する不満の声はその頃から届いていた模様。こちらの問題点については同社も痛感しており、すぐ改善に踏み切ることに。
ユニクロ、GUでは再生紙から作られた紙袋を使用していたが、独特な匂いの原因は再生紙にあったよう。そこでファーストリテイリングでは今年春ごろから、紙袋の素材を再生紙でなく「FSC認証」(森林認証)を受けた紙に絞っていく。
かくして全国の店舗には強度が向上し、匂いの弱まったリニューアル版の紙袋が届くこととなった。