妄想が止まらず家庭内ストーカーになった男 執着の果てに妻を惨殺し逮捕

妻の行動や友人関係を異常に気にし、束縛し続けた男。ある時「浮気された」と思い込むようになり、妻に刃物を突き立てた。

夫婦
(AntonioGuillem/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

妻を尾行し、携帯電話や下着まで逐一確認しては裏切りの証拠を探していたある男。その行動に根拠はなかったというが、男はあることが原因で妻に激高し、めった刺しにして死に至らしめた。


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■異常に嫉妬深い男

シンガポールで運転手として働いていた男(53)は、仕事もこなすしっかり者の妻(44)に異常に強い執着心を抱いていた。

妻が出かけるときには誰とどこに行くのかを必ず確かめていたというが、そんなことが続くなか、2016年には夫婦関係が悪化。男は「俺に対し冷たくなった」「仕事帰りに酒を飲むのは変だ」「夫婦生活を断るなんてひどすぎる」などとまくしたて、「男ができたんだろう」と責めもした。

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■夫婦関係の完全破綻

「あいつが俺を裏切っている」と思い込んだ男は、ストーカー行為を開始。妻が仕事で訪れた場にいきなり現れ、「妻に会わせろ」と騒ぐこともあった。しつこく付きまとう生活ゆえに、運転手の仕事も満足にはできなくなったという。

妻は浮気の証拠を得ようと下着の確認までする男にあきれ、離婚を提案。ショックを受けた男が自殺願望を示唆したため妻は家に残ったが、男は妻の部屋にこっそり録音機を取りつけ、会話の盗聴を始めた。

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■妻を惨殺