梅雨明けは10日後? 長引くジメジメ空模様について気象庁が新たな予報発表
気象庁は22日、関東甲信越地方の向こう10日間の天気について「曇りや雨の日が多く、日照時間が少なく、降水量の多い状態が続く見込み」と発表した。
気象庁は22日、関東甲信越地方の向こう10日間の天気について「曇りや雨の日が多く、日照時間が少なく、降水量の多い状態が続く見込み」と発表した。
同庁では梅雨明けの定義を設けていないが、この予報によれば、今年の梅雨明けは例年よりだいぶ遅くなる可能性がある。
■梅雨が長引く今年の日本
関東甲信地方は6月25日頃から、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間も少ない上に、降水量の多いジメジメした状態が続いている。
気象庁の発表によれば「日照時間は平年の50%程度となる地点が多くなっており、降水量は平年と比べて200%を超えている地点があり。農作物の管理等に十分注意」という状態であるという。
■まだ続くとの見込みも
また「今後10日間程度も、前線や湿った空気の影響を受けやすいため曇りや雨の日が多く、日照時間が少なく、降水量の多い状態が続く見込みです」とも予報。
このままグズついた天気が10日も続いてしまえば、梅雨明けは8月以降になる計算だ。
気象庁では正式な『梅雨明け』の見通しについては毎年正式発表をしていないが、「来週の木曜日(30日)以降の状況次第でしょうね。早ければ来週末くらいで梅雨明けのタイミングになるかもわからない」という見方もあることを教えてくれた。
■秋にかけては暑さが…
さらに同日、8月から10月にかけての天候の見通しも発表。地球温暖化などの影響により、大気全体の温度が高くなっており、全国的に平年より気温は高くなる見込みだ。
とくに9月は北日本以外のエリア全域で「平年より高い気温になる」という予測がでており、公表された日本地図では大半のエリアが真っ赤に。残暑がかなり厳しくなりそうだ。また、降水量は軒並み平年並みと予想されている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)