土用の丑の日、ジェネリック版うなぎこと「うな次郎」が最強のコスパだった
今年も土用の丑の日がやってきた。スーパーに行くと大量のうなぎが並んでいるが、そんな中199円の商品が…。
■食感こそ違えど…
慌てて串を引き抜いたものの、まだ表面がカリッと仕上がっていないのでオーブントースターで5分ほど追加加熱することに。
するとさらに表面がこんがり焼き上がり、良い香りに仕上がった。ご飯を敷き詰めたどんぶりに残ったタレをかけ、焼きあがった「うな次郎」を盛り付け、山椒をかける。見た目と香りは完全にうな丼だ。
口に運ぶと、山椒の香りとタレの甘辛さ、さらにかまぼこの魚介感が絶妙にうなぎ感を演出している。
正体はブリンブリンなかまぼこのため、噛み始めると「これはうなぎではない。あのふわふわ感がない」と思うのだが、これはこれで悪くないうまさなのだ。
しかも裏側の皮部分が身の部分より固くなっており、見た目はイマイチだったが食感はなんとも不思議なリアル感が…。
■「うなぎのジェネリック版」
当初は「やっぱり偽物。本物の足元にも及ばないはずだ」とたかをくくっていたが、タレの染み込んだ白米と一緒に食べると食感は違えど、全然イケるのである。しかもうなぎ(仮)の材料費は199円。
「小骨が苦手なのでうなぎはNG」という友人に試食してもらったところ、「美味しいのでこれは全然アリ。うなぎのジェネリック版。本物が克服できるかもしれない」と太鼓判。さらに「毎年丑の日はうな次郎でいい。うなぎと信じていれば精がつきそう」とテンションをあげていた。
ちなみに商品紹介には電子レンジで温めるよう紹介されているが、これでもOK。ただ、今回のケースのように、タレを追加して直火かオーブントースターで炙り、山椒をかければより本物に近づき「偽物」とはディスれない味になることを覚えていてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)