「600円欲しければバク転しろ」とけしかけてライブ配信 応じたホームレス男性は死亡
「どうかお金を…」と近寄ってきたホームレスの男性に、危険な行動を指示した男。その結果、取り返しのつかない事態に…。
近寄ってきたホームレス男性にお金をちらつかせ、危険な行為をするようけしかけたある男。55歳のホームレスの男性にとって、それはあまりにも危険な賭けだった。
■ホームレス男性への指示
6月20日のこと、米国・ラスベガスでラリー・コナーさん(55)という名のホームレスの男性が、若い男(28)に近づいた。
「どうかお金をくれませんか」と話しかけてきたコナーさんに対し、男はある条件を提示。それは「バク転してみせろ」「できたら6ドル(日本円にして約643円)やるよ」というもので、コナーさんはそのお金を得るために賭けに乗った。
■動画配信中の事故
男はコナーさんを撮影し、SNSで配信しようと考えた。「危ない」という意識はまるでなかったらしく、「こいつ、この金がほしくてバク転に挑戦するそうだぜ」などと話し、笑っていたという。
そんな中、コナーさんはバク転に挑戦。しかし頭から地面に落下し、見ていた人たちからは叫び声が上がった。男は爆笑して、動かなくなったコナーさんのもとへ。見物人らに対し「助けは呼ぶな」などと指示し、約10分ものあいだ笑いながらコナーさんの撮影を続行した。