「マスク着用を」と注意された若い客がブチギレ マクドナルド店長に殴る蹴るの暴行
新型コロナウイルスの第二波、大三波の到来とあっては、マスク着用はもはや義務。そういっても過言ではないだろう。
暑くて息苦しい。誰もがそう感じているものの、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないとあっては、「人前に出る時はマスクをしよう」という気持ちが大切だ。そんな中、マスクをしていないことを注意したためのトラブルも頻発している。
■通報に気付いて逃走
香港・屯門(とんもん)区の商業施設「山景商場(Shan King Commercial Centre)」にあるマクドナルドの店舗で、若い男の客が店長に激しく暴行する事件が起きた。
犯人は通報されたことに気付くと連れの女性と共に店を出て、車で逃走。目撃情報などをもとに警察がその行方を追っている。
■無抵抗の店長を…
入店してきた男がマスクをしていないことに気付いた店長が、カウンター越しに注意。男はそれに激怒し、瞬時にカウンターの中へ飛び込んだ。背後から別の客により録画された店内の様子が、インターネットに流出している。
罵倒しながら無抵抗の店長の体を床に押し倒し、殴る蹴るを繰り返す男。店長は顔面を負傷し、病院で治療を受けている。
■「やめて」と連れの女性
男は交際中とみられる髪の長いスレンダー美女と共に店を訪れており、逃走時もふたりは一緒だった。しかし、彼女は男の腕を引きながら「喧嘩はやめて」と注意していたことがわかり、警察は男のみの逮捕を検討している模様だ。
一方、事件を重く見た香港マクドナルドの本部は顧客に対し、「マスク着用にご協力いただけない場合、商品の販売をお断りいたします」と声明を発表している。
■第三波の香港では罰金刑も
香港では、新型コロナウイルス感染拡大の第三波を確認したところだ。
これ以上の感染者を出すまいと、政府は人々に感染予防のさらなる注意を呼びかけ、4人以上が集まることを禁じ、マスク着用の協力を強く求めている。
公共交通機関の利用者がそれを怠った場合は、日本円で6万8,000円ほどの罰金を科される可能性があるという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)