全身の8割弱にヤケドが… むごすぎる虐待で息子を殺した夫婦に実刑判決
虐待ケースの中でも稀に見る残忍さ…。当局もそう語るほどひどい行為で息子を死なせた夫婦に、ようやく判決が下された。
■異常な虐待ケース
男の子は生後すぐに里子に出されたが、2015年には夫婦のもとに帰され運命が狂った。
暮らしぶりを心配した知人が「私が息子さんの保護者になってもいい」と申し出たが、夫婦はそれを拒否。ふたりは息子に登園もさせていなかったといい、それが虐待発覚をさらに遅らせた可能性がありそうだ。
なお、より暴力的だったのは夫だといい、最初のうちは妻が暴力の標的に。その後に夫婦そろって息子を虐待するようになるという、まさに異常な経緯があったとされている。
■下された実刑判決
7月13日に、鬼のような夫婦にようやく判決が下された。夫には懲役27年の実刑判決と24回のむち打ち刑、妻には同じく懲役27年の実刑判決、さらにむち打ち刑の代わりとしてもう1年の服役が命じられた。
せめて知人に男の子の世話を任せるという良心さえあれば、最悪な事態は免れたに違いないが、この夫婦にはそうする意思も親としての情も残っていなかった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)