「社交飲食店」呼称に歌舞伎町の飲食経営者が怒り 「ホスキャバ感染と表現して」
「夜の街」から「社交飲食店」へ名称が変更されたが、ネットでは否定的な意見が。飲食店関係者の心境は…
2020/07/15 16:00
14日、東京都では新たに143名の新型コロナウイルス感染者が確認されたことが発表され、100人以上の感染者は6日連続となった。
その中でも問題となっているのが、ホストクラブやキャバクラなど接待を伴う飲食店でのクラスター感染で、新宿・歌舞伎町エリアでの感染者が目立っている。
■「夜の街」から「社交飲食店」へ?
そんな中、新型コロナウイルス感染症対策を検討する厚生労働省の「アドバイザリーボード」が開かれ、会議内では「夜の街」という呼称をやめて「社交飲食店」を使うことが決定した。
「社交飲食店」とは、接待行為を伴う飲食店を指す言葉であり、特定の客にべったりとついてお酌などを行う、キャバクラやラウンジ、ホストクラブなどの店舗が該当する。また、勘違いされがちだが、カウンター越しに接客をするバーなどは、「社交飲食店」には該当しない。
■否定的な意見が続出
報道を受け、ツイッターでは「社交飲食店」がトレンド入り。「しっかりとした呼称にしないと他業態の人が救われない」「なんで物事の本質を隠すような表現にするの」「1つにまとめるのは無理がある」など、もっと分かりやすくすべきという意見が続出した。
一方、「呼称を変えるのはいいね。夜の街はよろしくなかったから」「前のよりは数段マシになった」好意的な意見もみられたが、やはり多くの人は社交飲食店という呼び方に否定的のようだ。