コミケ名物の待機列、ソーシャルディスタンスとの相性が最悪だと判明
毎回80万人近い来場者を集める「コミケ」。毎回風物詩となっているのがその「待機列」だが、その列はソーシャルディスタンス下だと恐ろしいことに…。
4日間開催で毎回約75万人を動員する日本最大の同人誌即売イベント「コミックマーケット」(以下、コミケ)。
新型コロナウイルス下の現在、ソーシャルディスタンスを守ってこのイベントの「入場待機列」ができた場合、その日の最後尾は「名古屋駅」まで到達するという試算が、ネット上で話題を集めている。
■入場待機列もコミケの醍醐味
コミケの特徴といえば「入場待機列」。それぞれの日に約20万もの人が参加するとあり、イベント開始時間である10時前には、会場である東京ビッグサイト周辺には数万人もの入場待機列が形成される。
その状況はまるで三国志時代の精鋭部隊のようで、それぞれの集団には参加者を統制するためのスタッフがおり、一瞬の乱れもなくその隊列が動いていく。
■360kmもの入場待機列
ツイッターユーザーのshao(@shao1555)さんは12日、その参加者たちが2mというソーシャルディスタンスを維持して列に並んだ場合、どれだけの長さになるかを試算。
前回開催されたコミケ2日目(2019年12月29日)の来場者数と同じ18万人で計算したところ「2mの間隔を空けて1列に並べると最後尾は名古屋駅(360km)に到達してしまう」という真実を導き出してしまった。
コミケの来場者にソーシャルディスタンスを確保できるよう、18万人の来場者を2mの間隔を空けて1列に並べると最後尾は名古屋駅(360km)に到達してしまう。。。最後尾から休まずに歩き続けて3日かかります。 pic.twitter.com/TmCSgBvvBy
— shao / 澤田 翔 #FullyVaccinated (@shao1555) July 12, 2020