川崎市教育委員会が8月下旬から修学旅行を決行 他の教委の判断は…
今年度の修学旅行の実施についての各教委の判断とは。果たして実施できるのか。
2020/07/11 10:20
川崎市教育委員会は、校長会との協議・検討の結果、例年5月に実施していた中学校の修学旅行を、8月下旬から開始することを決定した。しらべぇ取材班は、各教委の現状を追った。
■感染対策に配慮したうえで実施
川崎市は、3年生が対象の2泊3日の京都方面への修学旅行を、最も早い実施校で8月26日から28日、最も遅い実施校で10月9日から11日に実施することを決定。
各学校での実施の留意事項として、感染防止対策を明確にすることや旅行先における感染防止対策を十分把握し、必要に応じて協議し、可能な改善を図ることなど、6項目をあげている。
なお、再度緊急事態宣言が発表され解除が実施日までに見込めない場合や、当該校の生徒等が感染し臨時休業となった等の場合など、今後の状況の変化により中止する場合があるとしている。小学校については代替日程の確保が困難なため、中止とした。
■学校が判断する自治体も
横浜市は、小中学校あわせて約500校あるが、行き先も宿泊数も学校独自で決定している。小学校では、東北方面に行き民泊を利用している学校もある。また、中学校については、沖縄や北海道など場所もさまざま。
そのため、今回の実施についても、学校によって延期や中止など独自判断をしている状況だという。
京都市は、小学校は広島方面、中学校は九州・沖縄方面へ行っている学校が多いが、教委は「大切な行事なので、秋を中心に今年も実施する方向で検討している」と話す。