国民民主・玉木代表、責任を「国民へ押し付ける」新型コロナ対策に怒り
8日、国民民主党の玉木雄一郎代表が定例会見を行い、悪化する新型コロナウイルスの感染状況について言及し、政府与党の方針を批判した。
8日、国民民主党の玉木雄一郎代表が定例会見を行い、悪化する新型コロナウイルスの感染状況について、「国民に押し付けるだけでは封じ込めることはできない」と政府与党の方針を批判した。
■「戦略なき無策」状態
一時は収束傾向にあった新型コロナウイルスだが、6月半ばから再び猛威をふるい始めている。
それについて「現状は戦略なき無策だと思う。毎日3ケタの新規感染者が出て、その原因として『夜の街が悪い』と言い続けていても、具体的な対策が何も出てこない。営業や行動の自粛を再び呼びかけることもしない」と、厳しく糾弾した玉木代表。
■国民へ押し付けるだけでは…
さらに「地域が限定され、原因が判明しているのなら、業界、業種を限定して営業自粛を求め、その代わりに経済的な保障を万全にしていく。そんな政策も打てるはずだ」と打開策も示した。
「その根幹に法的不備があるなら特措法を改正して、しっかりした休業補償を明確に位置付けるべき。『新しい生活様式』等といって国民に押し付けることだけでは感染を封じ込めることはできない」と付け加えた。