小金持ちの近道・500円玉貯金 コロナ禍の預金ハードルがあまりに高すぎた
コツコツと、しかし確実にお金を貯めることができる500円玉貯金。しかし現在は、貯めれば貯めるほど預金が困難になっている。
■驚愕の手数料発生
従来であれば500円玉を窓口で預金し、必要な分をATMから下ろすのが銀行も推奨しているテクニックだったが、新型コロナウイルスが猛威を振るう現在は、勝手が変わってしまったよう。
来行の目的を告げると、受付の行員からは「現在は新型コロナの影響で、窓口の預金に別途手数料がかかってしまうのです…」と非常に言いづらそうな回答が。少しくらいの手数料ならば払おうと思ったが、貨幣の枚数を数えるために550円が発生するだけでなく、貨幣の枚数に応じて金額がさらにプラスされると聞いて踏み止まってしまう。
■残された手段は…
現在は多くの銀行で同様の措置がとられているという。残された道は「地道に500円玉を手で掴んで、ATMにせっせと預金していく」という方法であった。
しかし、通常であれば硬貨100枚まで一気に預金できるATMも、預金が全て500円玉となると話は別。一定以上の重さを感知するとすぐにエラーが起こるため、一度に預金できる500円玉の枚数は最大でも80枚に減少してしまう。
そのため、332枚の500円玉を預金するには5〜6回に分けて500円玉を詰めなければならなかった。エラーが起こると解決するまでキャッシュカード等はマシンからとり出せないため、「急がば回れ」という言葉の真意が心で理解できた瞬間である。
大量の硬貨を預金する予定がある人は、普段とは比較にならないほど時間がかかるため気をつけてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)