「正しいことしてほしかった」 強姦罪を隠した息子を両親が自首へ導く
息子が最低な行為で女性を深く傷つけたと知った両親は、「出頭しなさい」と命令。正しい生き方をするよう強く勧めた。
■判明した事実
男の話を聞いた警察は、被害を受けたとされる女性に連絡。そこで女性はようやく強姦されました事実を明かし、「性交しようと誘われました」「ぎりぎりの段階になり止めてと頼んだのに、どうしても聞き入れてもらえなかった」と話したという。
女性はそれまで性交の経験がなく、この被害により心に大きな傷を負ったため、男性は信用できないという思いが今も消えないままだという。
■下された判決
男は強姦事件発生時は17歳だったものの、18歳になったこともあり正式に起訴された。弁護人は「被害届が出ていないのに自ら犯行を明かした稀なケース」という理由で執行猶予を求めたが、裁判官は許さず、懲役2年の実刑判決を下したほか、男に関する情報を性犯罪者リストに登録した。
男の父親は英国メディアの取材に応じて経緯を明かし、「息子には真実を語ってほしかったのです」「正しいことをしてほしい、そして自分の罪を認めてほしいというのが僕の願いでした」と語っている。
・合わせて読みたい→強姦被害を免れるも火だるまにされた少女 死亡直前に容疑者特定に貢献
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)