素人が打ち上げた花火が窓を割って民家に 3歳児が頭と腕に大怪我
深夜、酔った勢いで派手に何かを祝いたい時に「花火を打ち上げよう」と考える人がいるようだ。だが、それには危険が伴い…。
大型の花火は、腕の確かな花火師により正しく設置・点火されて初めて「安全な打ち上げ」となる。中型のロケット花火でも、慣れていない人にはかなり危険だ。
■通報は1万3,000件以上
アメリカの人々がとても楽しみにしているのが、年に一度きりの「花火の解禁日」、毎年7月4日の『独立記念日』に夜空を美しく飾る花火大会だ。
その日が近づきつつある中、ニューヨーク市では違法な花火の販売と打ち上げが頻繁に行われており、それに伴う対物・対人の事故も発生。通報件数は6月だけで1万3,000件以上に上り、大きな社会問題になっている。
■深夜の打ち上げ花火
このたびの事故は、ニューヨーク市のブロンクス区で発生した。6月24日の深夜に何者かが違法に花火を打ち上げ、それがあるアパートの6階の窓を割って室内へ飛び込み、3歳の男児に当たった。
男児は頭と左腕を負傷し、流血がひどいため父親とただちに病院へ。計5針以上も縫う大怪我だった。夜中に爆音が鳴り響き、誰もが「何事だ」と窓から外を眺めていた中で事故は起きており、数センチ脇にずれていたら、花火は男児の左胸に飛び込んだ可能性もある。