結婚式でクラスター発生 新郎は死亡しゲストが新型コロナに大量感染
体調が悪かったにもかかわらず、結婚式を挙げた男性。その後に男性は急激に弱り、死亡。多くのゲストが新型コロナウイルスに感染した。
結婚式を前に体の不調を自覚していたものの、延期することなく式を挙げたある男性。その結果、多くのゲストが新型コロナウイルスに感染。男性もほどなくして重症化し、帰らぬ人となった。
■体調を崩した男性
インドで暮らしていた30歳の男性が、自身の結婚式を前に高熱を出し、下痢の症状に苦しみ始めた。
ずいぶん苦しかったとみられ、6月15日に予定していた結婚式の延期を親族に頼んでいた。しかし式前日にあたる14日も体調はひどく悪かったにもかかわらず、男性の家族は「鎮痛剤を飲めばいい」と薬を差し出すだけで、式を無理やり挙げさせたという。
■延期しなかった理由
男性の家族、そして新婦の家族が式の延期やキャンセルを許さなかったのは、「お金が無駄になってしまう」という理由からだった。
また新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になっている中でも、「田舎には感染者がほぼいない状態」と信じ、男性が感染している可能性は誰も考えなかったのだという。
それでも結婚式当日には「もしかして…」と心配する親族もいたそうだが、「感染ではありませんように」と祈りつつ、式を決行。その間も、男性は体調不良に苦しんでいたとみられている。