高齢者を誘拐した強盗犯 被害者の機転と家族の連携プレーで逮捕
「大変なことになった」と感じながらも、冷静に知恵を働かせた高齢の男性。そして、その家族の行動が話題に。
強盗と鉢合わせて驚いた高齢の男性が、犯人に見つかり連れ去られた。それでも男性はあきらめず、家族らの尽力もあってどうにか生還を果たしたという。
■誘拐された男性
6月9日のこと、米国・カリフォルニア州で暮らすある男(50)が82歳の男性宅に侵入。室内を物色中に男性に見つかったため、捕まえて床にねじ伏せ、「抵抗するな」「協力しなければお前の妻をぶっ殺す」と脅した。
男性は抵抗をあきらめ、指示に従い自身の車に。男は男性宅で盗んだ品々を車に詰め込むなりATMに向かい、男性に現金を引き出すよう要求した。
■知恵を発揮
その後に男性を連れて買い出しに行った男は、食料、衣類、酒などを次々と選びレジへ。支払いを命じられた男性は、現金ではなくカードを店員に差し出した。
そのカードは、不審な利用があると家族に通知が届くシステムに加入していたため、メッセージを受けた家族は驚愕。「何かが起きたに違いない」と察知し、すぐに警察に連絡した。
またその頃、男性は強盗犯が少し離れた瞬間を狙い警備員に接近。「強盗の被害者です、どうか通報を」と囁き、驚いた警備員が速やかに通報するに至った。