「彼氏を奪われる」と親友を刺した10代少女 判決の甘さに批判殺到
友人に嫉妬し、いきなりナイフで刺して重傷を負わせた少女。にもかかわらず収監を免れたことに対し、驚きと批判の声が噴出している。
突然背後から襲われ、親しくしていた友人に刺されたと気づいた被害者は愕然とした。その後どうにか体の傷は癒えたものの、大きな不安と心の傷は当時のままだ。
■友人に対する嫉妬心
2019年3月のこと、英国・ランカシャーの公園で友人たちを待っていた当時17歳のイヴ・ヒューイットソン・クロスさんが、いきなり背中を刃物で刺された。
刺したのはイヴさんと親友関係にあった16歳の少女で、「イヴが私の彼氏を奪おうとしている」と思い込んだ末の凶行だった。
2度ナイフを突き刺されたイヴさんは、大量に出血。少女の恋人が止めに入ったもののふたりは立ち去り、イヴさんは通行人に発見されて、ようやく病院に搬送されたという。
■重傷を負った被害者
イヴさんの片方の肺には穴が開き、潰れたも同然に。それでもナイフが脊椎から数ミリずれたことで、体の麻痺は免れた。
治療を受け傷は癒えたというイヴさんだが、現在はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と不安障害がひどく、学校やバイトに通うことを諦めざるを得なかった。「ひとりになると不安でたまらなくなります」「昔の自分には二度と戻れそうにありません」と、苦しい胸の内を明かしている。