銀婚式を前に無念の他界した父 託された娘が届けた愛あふれる記念日に母号泣
長年ともに人生を歩んできた最愛の妻。夫は自分の死が近いと予感した時、何より先に残される妻の悲しみを案じたという。
内臓疾患が深刻化し、病床で「そう長くは持つまい」と悟った男性。長年連れ添った妻との結婚25周年、銀婚式を祝うことなく天に召されることが無念でならなかった。そこで彼は…。
■夫婦の深い愛情と絆
フィリピンのマニラに暮らすアリッサ・メンドーサさん。20代前半の彼女が、このほど自身の家庭で起きた心温まる、そして何ともサプライズな話題をフェイスブックでシェアしてくれた。
両親がこのうえない深い愛情と強い絆で結ばれていたことを知り、改めて感動したというアリッサさん。そのストーリーは今、世界じゅうの人々の目頭を熱くさせている。
■亡き父から突然メールが届く
慢性腎不全を悪化させた父親が昨年に他界し、そこから10ヶ月ほど経った先月のある日、アリッサさんがパソコンを開くと、驚いたことに亡き父が差出人というEメールが飛び込んできた。
「ママとはもうすぐ結婚25周年の銀婚式を迎えるはずだった。それが果たせないことは本当に残念でならない。彼女のために考えてみたプランを、パパの代わりに実現させてはもらえないだろうか。皆で祝い、ママを喜ばせてあげてほしい」などとあり、具体的な指示があれこれと続いた。