国民民主・玉木代表、「提案型野党」としての功績を強調
国民民主党の玉木雄一郎代表が17日、定例会見に臨み、この日で閉幕となった通常国会を振り返り、存在感を示せたと強調した。
■課題は山積
「今日で国会も閉会となった。ただ、新型コロナウイルス対策は引き続き講じていかないといけない。第2波、第3波への備え、巨額の対策予算の執行に関する監視、また『イージス・アショア』の配備撤回と、様々議論しなくてはいけないことがある」と訴える玉木代表。
国民民主、立憲民主、共産、社民の野党4党は、今国会を12月28日まで延長するように求めていたが、与党はそれを拒否。予定通り17日で閉幕となった。
しかしその後進展があり、「今日与野党で改めて協議がもたれ、週に一回常任会を開いて審議を継続すると決まった。予算委員会も含め、しっかりと閉会中の審議を深めていきたいと思っている」と、会期延長の代わりに、週一回の閉会中審査を行う方針で合意したと説明。
■党の姿勢を活かせた国会
1月20日、まだ新型コロナウイルスの影響がなかった時期に開会となった今国会。
「振り返ると、コロナ対策が議題の中心だった。我が党としては、対決だけではなく解決策、新しい答えを示すという党是、立ち位置を活かせた国会だった。その典型が一律10万円給付の提案。3月初めから具体案を提案をし、結果的に与党、政府案として受け入れられた」と功績をアピール。提案型の野党として、存在感を示せたと強調した。
■連合、立憲民主と協力
新型コロナ問題はまだ収束の糸口が見えていないが、沈静化した後の対策についても議論を続けていく。
「明日、連合、立憲民主党、我が党で、コロナ後の政策をとりまとめていこうと合意する予定。人間中心、生命中心の視点で、これからの政策をしっかりと作り上げていきたい」と言及。6月26日の会合でキックオフとなり、夏の間に政策を練っていくとした。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生)