宝石のような美しさと噂の羊羹「空ノムコウ」 誕生秘話にもこだわりが
思わずうっとりしてしまう羊羹「空ノムコウ」の誕生秘話を聞き、未来を和菓子を感じた。
2020/06/16 12:00
■商品名の由来は…
しらべぇ編集部は、「佐藤屋」8代目の佐藤慎太郎さんに取材を行なった。
「空ノムコウ」誕生のきっかけは、佐藤さんが宇宙を感じるお菓子を作りたいと構想を練ったことから始まる。山形で行われていたガラスの展示展に足を運び、現在の形を思いついたのだという。
そして特徴的なその商品名の由来は、SMAPの楽曲「夜空ノムコウ」の「あのころの未来に僕らは立っているのかなぁ」というフレーズがきっかけだったようだ。
「和菓子業界の現状と歌詞がマッチしました。老舗と呼ばれる店は、古い和菓子をそのまま受け継いでおり、今の時代に合っていないものが多いと思います。和菓子の未来に危機感を覚え、新しい和菓子を作ろうと思ったことが、この商品の始まりです」と、佐藤さんは話す。
■日本酒にも合う
そして、味へのこだわりも強い。「見た目が奇抜なので、味も尖ったものにしたいと思いました。ショウガを使用することで、ただ甘いだけではなく後味がスッキリとします。お酒にも合う商品です」とのこと。
バーテンダーもやっている佐藤さんに「空ノムコウ」と合わせる酒を聞いたところ、とくに日本酒が合うそうだ。おすすめは「東の麓 天弓 白雨(てんきゅう はくう)」。
「和菓子を自由に」をモットーとしている佐藤さんのこれから作る和菓子にも注目だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)