交際相手の12歳娘に無免許・猛スピードで運転させた男を起訴 電子タバコまで…
非行に憧れるようになった多感な時期の少女たちに、何でもやらせてくれたある男。その行為が重罪として裁かれようとしている。
41歳の男が12歳の少女をSUVの運転席に座らせ、ハンドルを握ると「もっとアクセルを踏め」とあおり立てた。そして猛スピードで運転させたというが、その経緯は呆れたものだった。
■時速136キロもの速さで
今月8日、米国・フロリダ州パームビーチ郡のジュピターでのこと。制限速度が時速45マイル(72キロ)の道路で、85マイル(136キロ)もの猛スピードで走るSUVが目撃された。
同車は違法なUターンをしたところで検挙されたが、運転免許証を持っているはずのない幼い少女がハンドルを握っていることが判明。
「なぜそこまでスピードを出していたのか」と警察官に問われた少女は、「そうするようマイケルソンに命じられた」と返答し、名指しされたショーン・マイケルソンという男が、酒を飲んでいることも確認された。
■拒めば嫌われると不安に
少女の母親と交際中で、数日間にわたり少女やその友人たちを自宅に預かることもあったマイケルソン。
そんな中で少女に「車を運転してみたい」と言われ、拒めば「ダサイ男」だと嫌われるのではないかと不安を感じた。むしろ、若い世代をよく理解している「イケてる男」のように印象付けるチャンスだと考え、少女の運転を許可したという。
■電子タバコも買い与える
また、少女たちに「電子タバコを吸ってみたい」と言われ、違法行為でありながら買い与えていたこともわかっている。
マイケルソンの起訴にあたっては、道路交通法に関するいくつもの違反行為、児童虐待、子供の命を危険にさらした罪など、罪状は重罪を含む複数におよぶという。
■迎合や甘やかしよりも…
いわゆる「難しいお年頃」の娘たちと、少しでも距離を縮めたいと望む父親は少なくない。少女とは血こそつながっていないが、この男も「感性が若く、非行に憧れる若い世代に深い理解がある」といったアピールをすることに夢中だったという。
だが迎合や過度の甘やかしは、ナメられてしまう可能性がある。思春期の子供の目に真にカッコよく映るのは、冷静で落ち着きがあり、必要に応じて毅然とした態度を取れる、そんな大人たちの姿ではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)