誘拐被害者を乗せ警察署へ急いだタクシー運転手 コロナ禍での善意が話題に
「我が子が困っている姿を想像し、助けずにはいられませんでした」と語ったタクシー運転手。その善意に注目が集まっている。
■タクシー運転手の善意
誘拐の被害者であることを知ったタクシー運転手は、スマートフォンを紛失していた女性に代わって家族に連絡。「娘の失踪から5日目です」と聞かされ、驚いたという。
運転手はその後すぐにタクシーで女性を警察署に送り届け、家族との再会を叶えることに。警察は女性から事情を聴き、容疑者特定を目指し速やかに捜査を開始した。
■運転手のコメント
運転手は「自分の娘や姪が同じ目に遭ったとしたら…そう思うとたまりませんでした」とコメント。
この善意溢れる運転手が所属する会社のトップも彼の優しさに胸を打たれ、「パンデミックの影響で収入が減ってしまったのに、(利用客を探すための)時間とエネルギーを犠牲にして女性を助けてくれました」「まさに善意と誠意にあふれる行為です」と褒めたたえた。
会社は同男性に特別な賞を授与しただけではなく、「よくやってくれました」という気持ちを込め、盛大な食事会も開催したという。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)