兄が妹をハンマーで… タブレットの奪い合いが原因で起きた家庭内殺人
タブレットの利用をめぐり妹との喧嘩が絶えなくなった少年が、取り返しのつかない行為に走ってしまった。
ゲーム好きでタブレットを頻繁に利用していた兄にとり、「勉強に使うから」とそれを持ち出す妹はどうしても許せない存在になっていった。そのせいで、兄は妹の殺害を決意。15歳の若さで殺人犯になってしまった。
■不仲になった兄と妹
カザフスタンで暮らす15歳の少年は人気のゲームに夢中になり、タブレットを使ってたびたび没頭するようになった。少年の妹(10)もタブレットを頻繁に利用していたが目的はゲームではなく、主に勉強に役立てるしっかりしたタイプの女の子だった。
そんな妹は、タブレットで存分にゲームを楽しみたい兄にとっては邪魔な存在に。ふたりはタブレットをめぐり喧嘩を繰り返すようになり、近隣の住民もふたりがしょっちゅう口論していることに気づいていたという。
■妹を殺害
5月13日の晩、ハンマーを持ち出した兄は眠っている妹に忍び寄り、その小さな頭を思い切り殴りつけた。
何度もハンマーを振り下ろし妹を殺害したあとは隣人邸のフェンスのそばまで遺体を運び、そこに遺棄。帰宅後はすぐに血まみれの服を脱ぎ着換えを済ませ、慌てたふりをしながら「妹がいなくなっているよ!」と両親に伝えたという。